大流行した伝染病から学ぶ医学
http://www.hkmms.org.hk/English/main.htm
1894年に香港で伝染病(ペスト=黒死病)が大流行しました。
きっかけである博物館あたりの場所
太平山(タイピンシャン)、西營盤(サイインパン)地
区は、1840年代頃から 中国人居住がゆるされていまし
た。
しかし貧困者の密集地帯だったため
住環境は劣悪で、整備がおいつかなかったのです。
そんな状況下であったために、一瞬にして黒死病がまん
えんしていきました。
1906年には、この地に、細菌学研究所を開設しました。
この細菌学研究所が1996年に
香港医学博物館として香港の医学の発展の様子をつたえ
るためにつくられました。
この博物館のなかは、様々なテーマによって展示されています。
中でも目をひくのが、纏足(てんそく)がおこわれた足
のレントゲン写真です。
中国の女性にとって足がちいさいことが美の象徴とされ
ていた時代。
幼いころから足を布で強く縛りつけ、足がおおきくなら
ないようにしていました。
こういった風習・纏足について、模型やレントゲン写
真、そして女性が履いていたとされる靴などが展示され
ています。
香港の医療がどのような歴史を歩んできたのか・・・
医学の発展の歴史をたどってみるのもいいのでは?