香港の医療費と、日本の健康保険の扱い
公開 2026年10月15日 / 内容は公開時点の情報です。手続きや料金は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
香港には、住民全員が入らなければいけない公的な健康保険はありません。そのぶん、病院の料金のしくみや、勤務先の保険で何が補償されるかを知っておくことが大切です。2026年1月の料金改定と、日本を出るときの健康保険の扱いをまとめました。
香港の公立病院の料金(2026年1月1日から)
公立病院を安い料金で利用できるのは、香港の身分証(HKID)を持つ人、香港に住む11歳未満の子どもなどの「対象者(Eligible Persons)」です。2026年1月1日から、対象者の料金が次のように改定されました。
| 区分 | 料金(対象者) |
|---|---|
| 救急外来 | 1回 400香港ドル。重症・緊急と判定された場合は免除 |
| 一般病棟の入院 | 1日 300香港ドル |
| 専門外来 | 1回 250香港ドル |
- 対象者の医療費には、1年あたり10,000香港ドルの上限を設ける制度ができました(申請が必要で、対象になる料金が決まっています)。
- 対象者でない人(観光客など)は、料金が大きく高くなります。たとえば一般病棟の入院は1日7,400香港ドルです。
私立の病院やクリニックは、公立より高額になりやすいです。勤務先の団体医療保険で、何が・いくらまで補償されるかを、まず確認しておくと安心です。
日本の健康保険はどうなる?
- 市区町村に海外転出届を出すと、国民健康保険の加入資格がなくなります。海外で受けた治療費の一部が戻る制度(海外療養費)も、加入していなければ使えません。
- 会社の駐在で日本の健康保険に加入したままの場合は、海外療養費の対象になることがあります。手続きは勤務先の健康保険組合に確認してください。
- 日本で入る「海外旅行保険」は、旅行や短期滞在を前提にした保険です。期間や条件は保険によって違うため、香港に長く住む場合は、勤務先の団体医療保険の内容を先に確認しましょう。
参考:香港医院管理局(Hospital Authority)の料金、医療費の年間上限(同)、香港政府ニュース(料金改定の発表)
この記事は制度の説明です。特定の保険商品をおすすめするものではありません。